麻瀬憧庵                                 


スピーカー改良報告へ                      JRX−115のドライバーとホーンの交換              


  かねてより虎視眈々と狙っていた、JBLの 2426Hドライバーと 2370Aホーン、ラッキーな事にヤフオクで同時に入手する事が出来ましたので、早速交換作業に入りました。
 

 

 

 

 
 このJRX115というスピーカーに元々ついているホーンも、2426Hのホーンマウントアダプターを回して外すことにより問題無く取り付ける事が出来るのですが、ネットで色々調べたところ、このホーンは再生周波数帯域が2370Aより狭く、特に低域側が1,000Hz以上でなければ使えない事が判明しましたので、ウーファーの性能をより生かす為に800Hz前後から使える2370Aを導入する事にした訳です。


まずはユニットを取り外します。

オリジナルホーンに取り付けた 2412H−1 と 2370A に取り付けた 2426H。
大きさの違いに驚かされます。特にマグネットの大きさの違いはかなりなものですね。


ドライバーを取り付けたホーンを元の穴にかなり無理やり入れてみると、ホーンがもう横幅いっぱいまで広がって、このままの状態ではホーンとウーファー側のバッフルとの間に隙間が出来てしまうので、この隙間を埋めるよう板を加工してホーン用バッフルの下に入れます。
空気漏れなど起きないように接着剤を多めに充填した方が良いですね。


又、元々あいていた三角形の背圧を逃す為の穴は、前側から板をあててふさいでいたのですが、今回の加工上、内側から板をあててふさぐ事にしました。

ホーン用バッフルにホーン取り付け用の穴をあけます。

この状態では、ホーンに取り付けたドライバーは元々の穴に上手く入りませんので、元のホーン用にあいていた穴の下側を少し円く切り落としてあります。


7,8枚目の画像、エンクロージャーの中においてあるのは、ここで紹介した突っ張り棒です。

この効果はかなりなもので、音の輪郭が際立ち、余計な付帯音が無くなる感じですが、人によっては、音がカチカチ過ぎるように聴こえるかもしれません。私はこの様な音が好きなのです。

ホーンを置いてみたところ、何も問題が無さそうでしたので、一旦全て取り外して、スプレー塗料で黒く塗装しました。

その後、ホーン用のバッフルをエンクロージャーに固定し、ホーンドライバーとウーファーを取り付けて完了です。

本文にも書きましたが、この JRX−115に使われている M−115というウーファーは、安物の割にとっても歪が少なく、低音を増強する方法を考えた上で上の方は800Hz位までの使用に留める様にすると中々シャープで締まった音が楽しめます。
                                                                      2015年7月3日・記

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