麻瀬憧庵                                 








            

マイホビー


 趣味ですねぇ〜、趣味。
 私にとって趣味とは、・・・・ もう私自身。 もし今趣味を失ったら、空虚な心を持て余すただの抜け殻。
 ちょっと大げさですけど、それ位大事なもの。ただの時間つぶしやリクリエーションでは絶対ありません。
 全身全霊傾けて、寝食忘れて息をのむほど集中し事に臨む。その瞬間が最高の喜び。

 結局のところ、対象は何でも良いのかも知れません。何かに熱中する。それこそが私にとっての趣味と言えるのかも知れません。

今振り返ってみると、子供のころから熱中症を患っていたのかも。

 何かに夢中になり、目標とするレベルに達するまで必死になって繰り返し、そこに到達した瞬間、身の震えるような達成感を味わい、次に満足感という幸せを味わうと共に憑き物が落ちるがごとく熱が下がり、新たな対象物に気持が移る。っと、いうようなサイクルをずっと繰り返してきたような気がします。

そのような熱中経験の中で、二十歳ころより取り組み始め、今の今までずっと続けてきた二つの趣味があります。

一つはオーディオ。 もう一つはスキー。
この二つの趣味が自分の人生を決定づけたといっても過言ではありません。

 なぜこれ程まで夢中になれたのかと言いますと、まず、両方とも一人で行う物だから。
対戦相手が必要なスポーツやゲームではないという事は、私にとってとても重要な事。
相手がいると、相手のペースや気持ちに気が行ってしまい、思う存分マイペースで行う事が出来ず欲求不満状態に陥ってしまい、ちっとも楽しめなくなってしまいます。何しろ一人でやる事が出来る事。これが第一条件なんです。

もう一つは、自分にとって何しろ難しい事だったから。

目的地に到達した時にはどれほど大きな喜びが味わえるのか容易に想像ができるのに、そこに到達するのは非常な困難を伴いとても難しい。

子供の頃からの経験で、障壁は高ければ高い程、それを乗り越えた時の達成感は大きいという事が解っているので、こういう状況に遭遇するとハマってしまいます。

 そして、なぜここまで長い時間が掛かったのかというと、それは人にものを教えてもらうのが大嫌いという私の性格。
自分で考え、試行錯誤し、その上で真実を少しづつ理解していく。そこが楽しい。
人に教えてもらうという事は最大の楽しみを奪われる事。だから一人でやる。だから時間が掛かる。・・・ という事。

 その二つの趣味の自分が求める頂。その場所へ、この5,6年の間にいきなり到達してしまいました。
それというのも、やっぱりネット。インターネットに散らばる情報は半端な量ではありませんね。
もちろん中身は玉石混交。それを見極める知識と経験が必要です。

あっちの知識とこちらの情報、それらより仮説をたて実験を行い、目の前で起こった事を正確に把握して真実をつかみ取る。

って、こんな事をしていたら、一生到達する事は出来ないであろうと思っていた頂きに、突然立ってしまいました。

特にオーディオ。これは皆さん大変なお金をかけていますよね。
何十万は当たり前、何百万もつぎ込んで、それでも自分の理想の音に巡り合えない。そういう方がほとんどでしょう。

 でもね、真実はあっけない物でした。
お金は全然掛かりません。ある二つの事をやるだけ。
但し、それなりに時間は掛かります。頼れるのは自分の耳(イヤ、脳かな)だけ。細かい調整をコツコツと進めて行くと、ある日、自分の部屋にスタジオが現れます。
いえいえ、録音しているスタジオに、自分が紛れ込んでしまったような不思議な感覚。

目の前に歌手がいます。その歌手の口が見えます。
楽器の立ち位置が見えます。楽器そのものが見えます。
もう音を聴くという感覚ではなく、映像を見ているような錯覚にとらわれます。
それも壁に掛かった液晶テレビのような平面的なものではなく、ホログラムの様な立体映像。

ライブ盤では、まさにその会場に自分がいるような、今まで絶対味わえなかったような感覚。

オーディオにハマっている人が求めてやまないそういう音。
そういう音を自分の部屋で出す方法を、私知ってしまいました。

と、いう事で、私がお世話になったインターネットに私が知った事を晒すことにより、いまだ悩んでいらっしゃるであろう、大多数のオーディオファンのお役に立ちたい、っという事でこのサイトを作ろうと思ったのがホントの事。

それでは、まずはオーディオについて、順番に話を進めていく事に致しましょう。

 但し、これから書く事は、私が長年の活動の中で知った知識、積み重ねた経験等を基に、実際に行い現れた結果を記した物であり、科学技術的に正しいかどうかを検証している訳ではありません。従って、これを読み同じ事を試みた方々に私と同じ結果が訪れるか否か、それを保障できる物でもありません事をご了承ください。

しかし、やる気と根気。諦めずコツコツと細かな作業を続けて行く事により、必ずや皆さんの目の前に三次元立体映像の様な音場が現れるのではないかと思っている事も確かな事ではあります。

そのうち、スキーについても話をしたいな。

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