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麻瀬憧庵                                 

貧乏人的音質改善術 C北京ダック


 タイトルに誤りあり。  中華料理ではありません。
中華ダック  もとい 中国製USB・DAC(デジタル−アナログ・コンバーター) です。

 『LCDプレーヤーよりパソコンドライブ』 に書きましたように、CDプレーヤーにはとっくにオサラバし、パソコンに取り込んだ音源か、外付けドライブでCDを楽しんできました。
但し、信号の取り出しは、ヘッドフォン用のミニプラグを利用していましたので、DACはパソコン内の物を使用していた訳ですが、パソコンがぼろいせいもあるのでしょうが、ハードディスクへのアクセス音が大きく入ってしまったり、なんか余計なノイズが多かったりで、いつか外付けDACを購入しないとな、と考えていたのですが、チョット探してみましたら、

あらまあ、ビックリ。 こんな安いのぅ〜!?

という事で購入しました北京ダック(しつこい!)
MUSE USB DAC 
型番は・・・・・書いてありません
取説にも書いてなく、ICチップの型番が 『バーブラウンPCM2704』 とあるだけです。
非常に小さく、本体85mm×65mm×25mm程、重さ約120g

お値段 ¥3,490 也(送料込み)  DAC って、いつからこんなに安かったんでしょう?  もっと早くに導入していればよかった。
  接続は簡単、左の画像の付属USBケーブルを本体とパソコンのUSB端子に繋ぎ、右の画像のRCA端子とアンプ又はチャンデバのRCA端子をケーブルを使って繋ぐだけ。
電源はUSBから給電され、繋ぐとOSが勝手に認識して動作準備完了となります。
 音の差なんですが ・ ・ ・ ・ ・ はぁ〜、もう比較するのがばかばかしくなります。

皆さんUSBオーディオへ行く訳だ!!

色んなレビューを見てもなかなか評判よろしいんですよねぇ。但し、何と言っても中国製。はずれに当る確率が非常に高いみたいで、うちのも時たま、ブチッ、ブチッ、っと音がするんですよねぇ〜、はずれかぁ〜、おおコワッ

ちなみにこの会社、既に存在しないようで、倒産品だから安く出回ってるんでしょうね。
まだ外付けDAC導入していない方は、是非使ってみて下さい。 絶対損はしないと思いますよ。
                                                     2014年6月20日・記

2014年6月25日
新メニュー

 『北京ダックのホイル包み焼き』  アルミホイルを開くと芳ばしい香りが! ・ ・ ・ ・ ・
 もう〜、何でもかんでも電磁シールドだぁ〜

という訳で、アルミホイルでおくるみ。
これも壁コンのアースへ。

一体部屋の中、どんだけ電磁波で汚れているんだぁ〜 っと言う位効果があるんですよねぇ〜 これが。
 何しろブチッっとかなりでかい音がしていたのが、ブツッという音に変わり、音量もかなり下がりました。あまり恐怖を感じない程度にはなりましたね。
音自体も解像度が上がり、空気も更に澄んできたようです。

とはいえ、不具合がある事は変わらず、なんか更に悪化してきたみたいで、たまに音が途切れる、というより完全に音が出なくなるなんて言う症状まで出始めました。  こりゃ、いよいよアカン!!

USB DACはお薦めしますが、この機種はやめといた方が良いかも。

2014年7月2日
機種替え

 この中華DAC、販売店に色々相談してアドバイス等もらい、指示された様に試してみたのですが駄目で、最終的に返品、返金して頂きました。

しかし、一度この音を聴いたら後戻りはできません。
という事で、今度は国産ブランド品(中身は中国製なんですけど)を購入しました。

FOSTEXの『PC100USB』です。

     

 これはとっても評判の良い物で、お値段も上のDACにプラスα程度で買える物なのですが、購入の決め手となったのは、DAC用のICチップに『バーブラウンPCM2704』を使用している事。
そうなんです、上の中華DACと同じ物を使っているんです。
という訳で、音に関しては同じ物が出てくると思ったんですが ・ ・ ・ ・ ・  

何だこれ〜!!、 全然酷い音〜!!!   と言うと語弊がありますが ・ ・ ・ 

確かにオンボードの内蔵DACよりはいくらかましである事は事実ですし、残留ノイズは劇的に減少します。
しかし、そのノイズの減少があまり音に反映しているとは思えません。空気が澄む感じは全然なく、ほとんど内蔵DACと同じ。目の前の風景に変化はありません。レンジの広さも音の艶も感じられません。

実は、上の『MUSE USB DAC』を初めて使った時の音の激変ぶりは凄まじく、あらゆる面でステージが2段ほど上がったように聴こえました。
低域の下への伸びとパワー感、中域の艶と上品さを備えた生々しさ、超高域の瑞々しさ、どこをとっても文句なし!

今まで、何かを変えてこれ程のクオリティーアップを感じたことが無い位凄まじい音質アップを果たしました。
それが最初の文に書いた

『音の差なんですが ・ ・ ・ ・ ・ はぁ〜、もう比較するのがばかばかしくなります。』

という事だったんです。
当然、これにもその音を期待したのですが、出てきた音は何の魅力もない普通の物でした。
これはヘッドフォンアンプとして利用しやすい様にボリュームが付いているのですが、そんな物を付けたせいじゃないのでしょうか。

う〜〜ん、なんかあの音聴いたら、もうこんな音じゃ満足できないぞぉ〜!!

2014年7月10日
ケーブル交換

 どうにかしたいと思ったのですが、音を改善する方法はこれしかありませんね。
という訳で、付属のUSBケーブル(長さ約1m)をもっと短い物に交換する事にしました。

探したところ、こちらが評判よろしい様で。  『BELKIN 15cm USB 2.0 ケーブル』

Amazon で購入したのですが、レビューを見ると偽物が届く確率が非常に高いとの事で戦々恐々と到着を待ちました。
  届いたのがこちら。

濃い灰色で、ちょっと丸みを帯びた形状。
BELKIN の刻印も入っていますし、本物の
ようです。

さすが 15cm という事でこんな短さ。
早速 DAC に取り付けてみた所こんな感じ、かなり使い辛いです。

でっ、音の方なんですが。 ・ ・ ・ ・

かなり改善されましたね。空気の透明感も上がりましたし、それに伴って、高域の瑞々しさもアップしました。シンバルの音が空気中に漂う感じも出て来ました。
 低域の伸びや力強さも格段にアップしましたし、音全体に血が通い始めた様ではあります。

しかし、根本的な音質はこのDACその物のままであり、「MUSE USB DAC」 で感じた様な、背筋がぞくぞくする様なコクと艶を備えた、生々しい声やブラスやピアノの音は聞こえずじまい。 音の品格に差を感じてしまいます。

う〜ん、なんともはや、消化不良。

しかし、このケーブルを「MUSE USB DAC」 に繋いだらどんな音が出てきたんだろう!?

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