麻瀬憧庵                                 

デジタル・イコライザーの導入2


 DEQ2496を導入したのは、2024年10月のことだったのですが、これはオークションで手に入れた中古品でした。
実は、半年前の4月に、ネットショップで購入手続きをしたのですが、その時点で取り寄せ品になっており、入荷時期は未定でした。  結局待ちきれずオークションで手に入れたのですが、このセッティングが終わった時期に、いきなり購入品が届きました。

まぁ、壊れた時の予備用に保管しておこうと思ったのですが、ここで一計閃きました。
「2台縦に繋いだらどうなんだろう?」

デジタルケーブルで繋げば音の劣化はほぼなし。 こうすれば、PEQであと10ヶ所のピーク、ディップを潰せるのではないか。

早速デジタルケーブルを購入し試してみました。

 

結果はと申しますと、確実に音のクオリティーは上がります。
特に左右の音をほぼ同じ特性にする事が出来るようになることにより、目の前に出現する音像の形が、音程が変化しても変化が生じる事がなくなり、定位も良くなり輪郭もはっきりと出現するようです。







左のグラフは、上から、
@DCX2496のクロスオーバーのみ使用。

ADCX2496のイコライジング機能使用。

BDEQ24961台目 GEQ、PEQ使用。

CDEQ24962台目 PEQのみ使用。

ものすごい変化量です。

元々、JBLの古いドライバーやツィーターは7kHz位からかなりの盛り上がりがあるのですが、これをいかに消すかにずっと昔から苦心してきました。
                このことに関する考察はこちら

更に、うちの130Aが入っている箱は、元々エレクトロボイスのウーファーが入っていた箱の為、130A用としてはかなり容量が足りず、低音が全く出ない状態です。

しかし、このデジタルイコライジング機能を使用することにより、比較的簡単にフラットな周波数特性を手に入れる事が出来るようになりました。
これの導入に伴う音の劣化も感じられません。
それ以上に、周波数特性がフラットになることによる音のクオリティーのアップが絶大です。

                                                  2025年1月26日・記

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