この様に高さの違う4本のスタンドの上に乗せ、斜め内側上方に向けて音が放射されるようにセッティングします。 と言っても適当な高さを選べばよい訳ではなく、スピーカーボックスの外側、下側の面の延長線が全て後ろのコーナー1点に向かうよう、又、背側の面の延長線は、後ろの上側のコーナーに向かうようにセッティングしなければなりません。 サイトの説明では、コーナーからの反射音を壁とスピーカーの面とで作るストレートホーンから放射させる事により、定在波が発生しないというようなことが書かれているのですが、そもそも定在波とは、部屋の向き合う並行壁間には必ず発生してしまう物ですので、これは全く納得のいく説明になっておらず、これだけ読むと眉つば状態になってしまうのですが、何はともあれ試してみなければ気が済まないという私の性分からトライしてみました。 コーナーとスピーカーの面とを合わせる為に、サイトでは釣竿を使ったり、レーザーポインターを使用するよう書かれているんですが、私はコーナーにビスで麻縄を1本留めました。これを引っ張り、面と添わせることでセッティングを進めて行きました。 左の画像は右側のスピーカーの位置決めの方法です。 2枚目の画像はコーナーに取付けた紐を引っ張り、底面の延長先がコーナーと一致するかを確認している作業です。底面のどこに添えても紐が曲がらないような状態にしないといけません。写っている4本のスタンドのネジを回転させて高さを調節していきます。 スピーカーの側面もコーナーから紐を引っ張り確認していきます。下のほうも上のほうも全てのところで正確に面出しをしていかなければなりません。左の画像は天井のコーナーに取付けた紐を引き後ろ面の確認をしているところです。この面もどこに紐を当てても正確にまっすぐコーナーを目指していなければいけません。 出来上がった状態は一番下の画像のようになりました。 この作業は闇雲に行ってもできる物ではありません。 まず図面を引いて、スタンドを置く位置とその高さを計算により出しておかなければなりません。 |
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その上で微調整により正確な位置決めをするという非常に細かい作業になります。 ※このセッティング方法を知人に紹介する時に作成した、 各数値の計算方法をこちらに掲示しておきます。 |