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左のグラフ1)は、JBL2461の素の特性(500Hz以上を表示)。 2)は、ハイルドライバーの素の特性(2,000Hz以下は急峻にカット)。 3)、4)は、それぞれの3,000〜10,000Hz部分を拡大したものです。 ここで気になったのが、ハイルドライバーのピーク、ディップの差の大きさ。 2461では、5kHz以下では多少の暴れがあるのですが、それ以上では良く抑えられています。 それに対しハイルドライバーの方は全体的に暴れが大きく、5kHz以上の領域でも目立ちます。 スピーカーの周波数特性は出来るだけフラットにしないといけません。 このような凸凹も出来るだけ抑え込んだ方が良い訳です。 ピーク、ディップの差が大きいと、ピーク部分の音圧がマスキング効果を発揮してしまいディップ部分の音が脳に届かない恐れが生じます。 試しにこの部分にデイトンオーディオのエアーモーションを使ってみましたが、同じ様に大きな凸凹が生じていました。 試聴も入念に行ったのですが、2461のダイアフラムをラジアン製に交換していることもあり、S/Nの向上が図られている為反響音等の量は2461の方が若干良いように感じられましたので、結局元に戻しました。 ※この暴れの差は何が原因なのだろうと考えた時、マグネットの違いから来るのではないかと思い、実験をしてみました。 詳しくはこちら⇒ 「アルニコマグネットの秘密」 |
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PARK Audio というメーカーの DCU F131W 13cm径というミッドレンジとしてはちょうどよい大きさですね。 ウッドコーンというちょっと変わったスピーカーです。 このコーンに惹かれたんでしょうか、ほんとに何となく買ってしまいましたね。 周波数特性データが添付されていましたが、まあまあ良心的と言えるもので、実際の測定結果と傾向は似ていましたね。 特筆すべきは高域特性が非常に優秀で、3kHz〜10kHzはほぼフラットと言えるものでした。 ただ、500Hzから2kHzは結構暴れていましたね。 肝心な帯域なんですが。 ほんとはツィーターとして使うのが一番良いのかもしれませんね。 レビューを見ると、推奨バスレフ箱に入れるとびっくりするような低音が出ると書かれていましたが、うちの場合は低音は必要ないので、少しでもあやふやさを取り除くため密閉箱を採用しました。 このユニットもフェライトマグネットですので、上のハイルドライバーの時に良い効果が表れた磁気シールドを採用。 詳しくはこちら⇒ 「アルニコマグネットの秘密」 アルミ箔を敷いて、ユニットの振動を止める為突っ張り棒を入れ、グラスウールを充てんし上からもアルミ箔をかぶせ、最後は大理石のプレートで蓋をしました。 ウーファーの上に乗せ、その上にJBL2482を載せています。 どてっぱらからアース線を引き出し、壁コンのアースに落としています。 早速測定してみたところ、200Hz〜400Hzにかけてほんの少し、130Aより凸凹の差が少なくなったかなというくらいでほぼ同じでした。 試聴しても、別段変化を感じるようなこともなかったですね。 アルニコからフェライトに変わったので、音があやふやにならないか心配したのですが、そんなことも感じられませんでした。 ごく狭い帯域に使用していますから、どちらにしてもそんなに変わることはなかったかもしれませんね。 ただちょっと想定外だったのは、推奨バスレフ箱と同じ容量の密閉箱にした為低音が全くでないことです。 180Hz以下は急峻にドロップしている為ウーファーとのつながりが悪く、少しディップが生じてしまいました。 一応これでユニットの選択はもう終わった感じですね。 まぁ、換えたくなるとしたらこのミッドバスかもしれませんが暫くはこのままいくつもりです。 でっ、この後、だいぶ前から考えていたことを始めることにしました。 2025年1月24日・記 |