届いた物をさっそく検品しました。 この色は輸入代理店がヒビノの物ですね。サンスイ物よりは新しい物という事になります。 全体的にまあまあ綺麗で、固着している様な事もなく、すんなりとバックチャンバー部も外れました。 フェノリックダイアフラムも綺麗な状態で、ウレタンのくずなどもエッジ部分にたまっている事もなかったです。 一旦フラムも取り外してマグネットのスリット部も清掃しましたが、サビ等もほぼなく比較的綺麗でした。 只バックチャンバー部のウレタンは弾力もなく今にも崩れそうでしたので、手持ちのウレタンシートを切り出して貼っておきました。 ホーン取り付け部のコルクシートもまだしっかりしています。 これを取り付ける1インチホーンなんですが、最近まで使用していた2426用の2370Aというホーンが問題なく使えるのですが、二つの理由からこのホーンを使用するのをやめ、新たにヤフオクで2307というストレートホーンを入手しました。 わざわざこれにした理由の一つはスペースの問題。 2370Aみたいに横幅の広いホーンを使用した場合、2402とハイルドライバーを置くスペースが無くなり、2461の上方に置かなくてはならなくなり、あまりにも縦に間延びしすぎた配置になってしまいうまくない。 もう一つの理由は、最近ふと考えたのですが、ライブハウスやコンサート会場等色んな位置で音を聴く場合はともかく、個人のオーディオの場合、スピーカーの指向特性は重要なのか?、 いや、逆に欠点になりうるのではないか? という疑問がわき、その観点からこのホーンを選択した次第です。 その理由と理論的な解説はいつかどこかのページで詳しく述べたいと思います。 予定では、2482は2kHz位まで受け持たせ、それ以上から9k又は10kHzまでこちらで受け持たせるつもりだったのですが、このホーンに取り付けて素の特性を測定したところ、3kHz以下ではホーンの癖である山谷が顕著に表れる事が確認されましたので、2482とは3kHz近辺でクロスさせる事にしました。 左の特性図には、7kから盛り上がり始めて9kをピークにする山がありますが、まるでこれ、2402の特性をそのまま2kHz位左側に移動した様な形に見えますね。 同じくフェノリックダイアフラムを使用した1インチドライバーに、2461よりも磁気回路が強力な2470という物があるのですが、以前ネットで探したそれの特性図から、こちらの特性も想像していたのですが、それよりもピークは高い様ですが、高域への伸びがずっとあるようで嬉しい誤算でした。 このホーンのロングバージョンの2309というのがあるので、そちらなら2kHzまで伸ばせるかもしれませんね。 何時か試してみたい気もします。 これで、500Hz以下から10kHzまで、フェノリックダイアフラムの音が楽しめるようになりました。 |