「エルビス・プレスリー」のラスベガスのホテルでのライブを記録した 『ザッツ・ザ・ウェイ・イット・イズ』です。 この人、ビートルズが出て来るまでは世界NO.1のアイドルだった訳ですが、どうもその部分が強調されて取り上げられる為、大分誤解していたみたいです。 このDVDを見ると、彼の天才的な才能がはっきりと見て取れ、現代音楽にどれほどの貢献をし、どれほど偉大なアーティストだったのかが良く解ります。 まだ人種差別意識が強烈に残っていた時代に、黒人音楽のリズム&ブルースと、白人音楽のカントリー&ウェスタンを違和感なく融合させ熱狂的な音楽を生み出した、正にロックンロールの創始者とは彼の事だったのです。 そしてステージの上ではとてつもないエンターテイナーぶりをいかんなく発揮してくれ、最高のライブパフォーマンスを味わう事が出来ます。 これはもう、どなたにも見て頂きたい大お薦めの1枚です。 |
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『ザ・エド・サリヴァン・ショー』です。1〜7巻あります。 これは、エド・サリヴァンが司会を務めて1948年6月から1971年6月まで放送されたアメリカの音楽番組の中から、主に演奏部分を抜き出して編集されたDVDです。 人種差別を嫌悪していたサリバンのおかげで、黒人をはじめ当時テレビでは紹介されなかったような音楽や人達にスポットライトが当てられ、ロック、ソウル、R&Bとも、当時活躍していた個人、グループが総出演です。 日本にも、60年代以降音楽番組は数多く生まれて来ましたが、この番組の様な歴史的な価値を認められるような番組は、はたして存在してきたと言えるのでしょうか。 |
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予定されていたロンドン公演を前に急死してしまった「マイケル・ジャクソン」の、その公演用のリハーサル模様を記録した映画 『ディス・イズ・イット』です。 やはりこの人もスキャンダラスな生活がクローズアップされた為、大分誤解され、聴かず嫌いな人が多くいるとは思いますが、そのような方にも是非見て頂きたいDVDです。 このリハーサルを撮っていたカメラは2台ほどしかなかったみたいで、その結果、これまで見てきたPVやライブDVDのようなカット割りがほとんどなく、マイケルのダンスを一部始終はっきりと見ることが出来ます。 50歳を過ぎたマイケルのダンスの切れ味の凄い事。5,000人超から選ばれた精鋭ダンサーよりも、しなやかさ、スピード感で上回ります。 このDVDで特筆すべき事は、、何から何まで全てマイケルの指示でリハーサルが進んで行くという事が明らかにされる事。バンドの演奏しかり、ダンスの振り付け等もまずマイケルが踊って見せ、それを振り付け師が再現し、ダンサーがまねをするという具合です。この点は、エルビス・プレスリーも全く同じで、二人ともほんとに天才だったんだという事がはっきり判ります。二人とも若くして亡くなった事や、死因も同じ(どちらも薬の過剰摂取)という事にも共通性を感じてしまいますね。 1969年の夏、ニューヨーク郊外で行われた野外コンサートの記録映画 『ウッド・ストック』です。 30万とも40万とも言われる来場者数ですが、それがいったいどんな凄さかという事が克明に記録されています。もちろん各ミュージシャンの演奏もたっぷり収録されているのですが、1年前の設営開始の映像から、コンサート開幕前の民族の大移動の様な恐ろしいまでの人の群れ、聴衆の熱狂度合い等が、どれほどすごいコンサートだったのかを雄弁に物語っています。 このDVDは、当時上映されたものに、更に何人かの演奏を追加したディレクターズカット版で、二枚組、4時間近い長さです。 |