英国の女性シンガーソングライター 「アデル」の1stアルバム 『19』です。 彼女のアルバムでは、2011年に発売され、グラミー賞6冠に輝いた『21』も稲城図書館所蔵なんですが、プロデューサーが変わっているんでしょうか、この『19』の方が録音が良い様に聴こえます。特にボーカルが濁りなく、眼前に出現する様がとても気持ちが良い。 曲は多彩で、歌のうまさも際立っています。独特の声色で、パワーも十分。才能がいかんなく発揮されたデビューアルバムです。 このアルバムもグラミー最優秀新人賞と最優秀ポップ女性歌手の2冠を獲得しています。 |
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フランスのシンガーソングライター 「アナイス」の1stアルバム 『ザ・チープ・ショー』です。 このジャケットのチープさったら見事なほどです。ところがその内容の凄さと言ったら、もう衝撃的です。初めはギター1本でのミニライブかな、程度にしか感じられなかったのですが、そのうち始まるとんでもないパフォーマンスにもう目が点。一体どうなってんのと、頭の中は「ハテナマーク」だらけ。 ループペダルというサンプリングマシンを自在に使い、まるで大道芸を見ている様なワクワク感と新鮮な驚きで体中が包まれます。 稲城図書館に置いてなかったら一生巡り合えなかったでしょう。これは是非とも聴いて頂きたい、大お薦めの1枚です。 |
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こちらも英国のシンガーソングライター「コリーヌ・ベイリー・レイ」の1stアルバム『コリーヌ・ベイリー・レイ』です。 何しろ声が個性的。チョットしわがれ声風で、それでいてちょっと舌足らずな感じがあり、子供の様な幼さも備えているという、何んとも上手い表現が見つからない様な変わった声の持ち主。 曲もどれもが素晴らしい。ムーディでメロウな曲が多い中、3曲目の軽やかなリズムのダンサブルな「プット・ヨー・レコーズ・オン」がとても良い出来。 聴き始めたら、この声に嵌って全曲聴いてしまう事必至です。 |
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『ザ・ベリー・ベスト・オブ・ジプシー・キングス』です。 「ジプシー・キングス」って、フランスのバンドだそうですね。フラメンコに南仏のラテンの要素が入った、ルンバ・フラメンカという演奏スタイルだそうで、メンバーは親戚関係にある二家族で構成されているそうです。 一人を除いたすべての人がギターを演奏し、またほとんどの人がボーカルで参加しているみたいです。 リズム的にはどの曲も同じであまり変わり映えしないんですが、何しろ軽快で、ギターテクニックの素晴らしさには圧倒されます。 このアルバムは、ベスト盤だけあり、どの曲も素晴らしい出来で楽しい時間を過ごせますよぅ。 |
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「ジャニス・イアン」の『アルティメイト・ベスト』です。 彼女はシンガーソングライターとして、1960年代後半から音楽活動をはじめ、数々の名曲を発表してきましたが、同時期に活躍していたキャロル・キングに比べ、評価が低い気がします。おそらく、キャロル・キングの場合、『つづれおり(tapestry)』(因みに、これ稲城図書館所蔵です。)というアルバムに代表曲が集中し、このアルバムの評価が高い為なんでしょう。 という訳で、このベスト盤を聴くと彼女の作曲の才能の素晴らしさに改めて気付かされる事請け合います。 特に、5曲目の「At Seventeen」は絶品です。歌も上手いですよぅ。 |
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スコットランド出身のシンガーソングライター「KT・タンストール」の『アイ・トゥ・ザ・テレスコープ』です。 この人、現代最高の女性ロッカーと言っても過言ではないでしょう。何しろ才能が凄まじいです。歌はうまいし声はパワフル、作る曲どれも素晴らしく、曲調により声色も使い分けします。その上アレンジの才能にも溢れギターテクニックもかなりの物。 ライブでは、アナイスと同じようにループペダルを駆使して、一人でとんでもない演奏を繰り広げます。 これは彼女の1stアルバム。基本ロックなんですが、ひとつのジャンルに括れないほどバラエティーに富んでいます。そしてどの曲も素晴らしい、完璧なアルバムです。他のアルバムも素晴らしいんですが、稲城図書館にはこのアルバムしかないのが非常に残念。 英国出身 「リリー・アレン」の2ndアルバム 『イッツ・ノット・ミー、イッツ・ユー』です。 お騒がせアーティストとして有名なリリー・アレン。奔放な私生活を追いかけるマスコミとバトルを繰り広げています。ガガやケイシャと同じように扱われていますが、音楽は中々正攻法な作りで好感が持てます。 2ndアルバムとしては非常に良く出来ていて、完成度の高い1枚です。どの曲も素晴らしく、ストレスなく全曲聴き続ける事が出来ます。 但し、ライブパフォーマンスは駄目ですね、歌唱力ないですから。 このアルバム聴くだけにして下さい。 |
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言わずと知れた「ノラ・ジョーンズ」のメジャーデビューアルバム 『カム・アウェー・ウィズ・ミー』です。 この人、良くジャズ歌手にカテゴライズされる事が多いんですが、ちょっと違う様な。一番近いのはカントリーなんじゃないんでしょうか。 という訳でここで紹介。 このアルバム、それぞれの曲は別にそれほどのインパクトは感じられず、同じようなテイストの曲が並んでいるのですが、それでも最後まで聴いてしまう心地よさを備えています。 それはやはり、彼女の声。スモーキーと形容されるその独特の声はとても個性的。その声に包まれているだけで至福の時を過ごせます。その声質にそぐわない様なパワーを備えている事も、心を鷲掴みにされる重要な要素です。 |
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『ネバー・キャン・セイ・グッバイ』 オランダの国民的歌姫といわれる 「トレインチャ(Traincha)」が、キング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンに敬意を表した渾身のカヴァー・アルバムです。 ほぼギタリスト一人と作られたアルバムなんですが、多重録音を利用してものすごく厚い音、広い音場を有した良録音アルバムです。 因みにレーベルは、ジャズの名門ブルーノート。 なにせ、このギタリスト半端ない巧さ。アコースティックからエレキまで完璧に弾きこなします。このギターにトレインチャの独特な野太い声(ちょっとダミ声はいっているかな)、マイケルのオリジナルとは全く異質な曲になっています。 |