麻瀬憧庵                                 


2015年1月


 2015年1月1日
謹賀新年

 底冷えのする寒さの中、新しい年が始まりました。
昼過ぎには小雪も舞い、懐の寒さと相まって実も縮む思いです。

とはいえ、今年一年、また頑張らなければなりません。

4日(日)より本年の営業を開始致します。

昨年同様ご愛顧を承ります様、何卒よろしくお願い申し上げます。

 2015年1月5日
「なしのすけ」 ご来店

 新年早々、弁天通りに稲城なしのすけが現れました。
 当店にもご来訪頂きましたので、店頭にてパチリ!

ところでこのなしのすけ、完全リニューアルされていました。

 こちらが以前のなしのすけ
          ⇒

 横方向に大きくなり、おかげで全体のバランスがかなりイラストに近づいた感じです。
全面的にモフモフの生地で作られていて柔らかいかんじで、顔も手も全く変わりましたので愛嬌が増したようです。

秋に行われる『ゆるキャラグランプリ』では、今まで以上に票を伸ばしそうですね。

2015年1月12日
どんど焼き

 毎年成人の日に行われる賽の神行事どんど焼きが、本日、快晴の空の下、稲城第七小学校校庭で行われました。
風もなく、寒くもなくという穏やかな天候に誘われたのか、沢山の見物人で校庭が埋まりました。
ここ数年では最高の人出を記録したと思われます。

 点火後数十秒で一気に燃え上がり、顔が火傷するのではないかと思う程の火力で、思わず後ずさり。
この迫力は画面からは伝わりません。 お近くの方は来年是非生でご覧下さい。


動画を見られない場合はこちらをどうぞ

2015年1月20日
水漏れ修理

 最近、二階の洗面台の蛇口から水がポタポタと垂れる様になり、2週間程の間に見過ごせない程の量になりました。
 シングルレバー水栓という、お湯と水を混合する機能が付いている物なので、修理方法をネットで調べたところ、この混合する機能を有するカートリッジを交換するという記事ばかりで、YouTube の動画でもそのような物しか見つかりませんでした。

私の経験上、水漏れのほとんどはゴムなどで出来ているパッキンのへたりによる物ですので、おそらくこのカートリッジのどこかに使われているパッキンを交換すれば水漏れは止まるのではないかと考え、まずは分解しカートリッジ本体の様子を見る事にしようと作業を始めました。
 まずはレバーの上についている穴隠し用の部品をマイナスドライバーの先端で外し、見えているネジをはずそうと試みましたが、これが固くて全く歯が立ちません。

中のカートリッジ先端の稼働部品とレバーを直結させるネジなのですから、そんなに固く締める必要はないと思うのですが、設備屋さんマッチョな人だったのでしょうか、びくともせず、ネジ頭の溝をなめてしまいそうになりました。
こりゃヤバい。っと、とりあえず、このカートリッジ自体売っているのか? このねじを上手く外せるような工具はあるのか? という事でホームセンターに向かいました。
 カートリッジは数種類売られていましたが、型番を書いた紙を忘れて行ってしまった為、使える物なのか分かりませんでした。又、値段が約4,000円〜6,000円もし、とても購入する気にはなりません。

工具も適当な物が無く、仕方が無いので、家にある物で再度トライする事にしました。

 持ち手の一番太いドライバーを見つけ、先端もプラスだとなめてしまいますのでマイナスを取りつけて回そうと試みましたが全く駄目。 
そこで充電式電動ドライバーをフル充電して使ってみたところ、あっけなく緩んでしまいました。
いや〜、モーターのトルクってすごいんだという事を改めて感じました。
でっ、レバーは外れましたが、次の難関はこのカートリッジ押さえです。

この部品は、カートリッジを上から押さえる事により、水やお湯の出てくる穴とカートリッジとの間に隙間が出来ないようにする物ですから、結構なトルクで締め上げられています。

当然この間にはゴム製のパッキンがあり、それがつぶれる様にして漏水を防いでいる筈です。
 ネットの記事では、このカートリッジ押さえを外す場合下の本体も一緒に回らないよう本体を手でしっかり押さえる等と書かれていて、実際動画でもそのようにして外している場面が記録されているのですが、ハッキリ言ってこれはそう簡単には外れません。
取り付け直後ならまだしも、何年も使用してきた物を取り外そうとした場合、手で押さえていたのでは絶対一緒に回ってしまいます。無理をすれば水やお湯が送られてくる管との接続部品を破損してしまいます。

 そこで、私はこの様な工具を使用しました。


 この工具は何て呼ぶ物なのか忘れてしまったのですが、上側のレバーの先端にあるダイアルを回して口の開き加減を調節してから下側のレバーを上げると、口が対象物にしっかりと食い付きかなり強い力で固定できるという物です。

この様に下の本体部分にかませ、この工具を握り動かないようにしておいて、ウォーターパイププライヤーでカートリッジ押さえを左側に回し取り外しました。

ホントはモンキーレンチの方が良いのですが、この様な大きな六角ナットに合う物が無かったので代用しました。

         






 取出したのがこのカートリッジ。
お湯と水を混合する仕組みは単純な物で、やはり、内部の不具合により漏水したと考えるより、取水、吐水部のゴムパッキンの劣化によるものと考えて間違いないと思いました。

はたして同じパッキンを売っているのか明日見に行ってみようと思ったのですが、もし売っていなかったらどうしょう、カートリッジを買うのも馬鹿らしいしと思っているうちに閃きました。

パッキンがはめ込まれているカートリッジの溝にスペーサーを組み込んで、パッキンを少し浮かし嵩上げしてみたらどうだろう。
パッキンとしての能力が復活するのではないだろうか。

そこで何か利用できる物はないかと考えた末、良く陳列棚にぶら下がっている商品のパッケージに使われている、透明なプラスティックのシートを使う事を思いつきました。

外したゴムパッキンの上にこの透明なシートを置き、マジックでパッキンの形をなぞる様に描きました。
このマジックの線に沿って、内側はカッターで、外側はハサミで切り取りました。

これをカートリッジのパッキンはめ込み用の溝に入れ、その上からパッキンを嵌めようと ・ ・ ・ したのですが、パッキンが浮いてしまってうまく嵌りません。

 とにかく、この状態でひとまずやってみようと組み付けにかかりました。
本体の下にあいている三つの穴の周りにバランスよく配置されるようにゴムパッキンを置き、カートリッジをそっと置く様に取り付け、カートリッジ押さえをしっかりと嵌め込みました。

まずは洗面台の下の水側の栓を緩めてみましたが、蛇口からの滴りはありません。
おお、やったぁ! っと思いながらお湯側の栓を緩めると、蛇口からポタッ、ポタッと垂れました。

残念ながら不完全。 っという事で再試行。

 カートリッジを外してみると旨い具合に溝にパッキンがはまり込んでいるようです。はみ出している様な部分を押しこむ様に整えて、再び組み込んでみると、今度は蛇口から滴り落ちる様な事はありませんでした。
いや〜、完璧なほど上手くいっちゃいましたねぇ〜。
かかった費用ゼロ円。

いつも閃きを実行に移すんですが、この様に一発で上手くいくのはめったにない事ですね。

とはいえ、このパッキン自体が寿命でしょうから、もしパッキン単体を売っているのならなるべく早いうちに手に入れておきたいですね。これだけなら200〜300円位で手に入るはずですから。

この様な場合、業者に頼むと有無を言わさずカートリッジごと交換されてしまうでしょうから、工具さえあれば問題なく素人でも出来ますので、皆さんも是非やってみたらいかがでしょう。

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