2022年8月
2022年8月12日 |
仏のようなクロネコドライバー |
当店は本日12日(金)より19日(金)までの夏季休業に入りました。
店のいくつかの部分の修繕をする為に長めの休みを取ることに致しました。
早速、南側の駐車スペースのコンクリの打ち直し作業の下準備を行っていたところ、自転車を押しながら歩いていたおばあさんがうちの前を通り過ぎたのですが、自転車の重さを支えきれず斜めに傾きながらだんだん左方向によって行ってしまうようで、あのまま歩いて行くと隣のアパートの石積みの低い境にぶつかってしまうのではないかと思っているうちにアパートの陰に入って行ったのですが、次の瞬間、前で作業していた家内が 『あっ、転んだ!』と声を上げました。
案の定と思いながら見に行くと、思った通り、低い石の境にけ躓いて内側に転がっていました。
早速助けに行ったのですが、もうほとんど体が思い通りにならないような状態で、二人で引き起こしても立つことが出来ないくらいで、なんでこんな人が自転車を押して歩くのか全く理解不能。
話を聞いたところ、知り合いに届け物をするために家を出、自転車に乗ろうとしたらふらふらして乗れなかったので押して来たとのことでしたが、自転車に乗れなかった時点で家に戻れよという話であきれてしまいました。
もう無理だから家に帰りなさいと言うと、「もう後少しだから行く」と言って聞きません。
しかし目的地を詳しく聞くと、今来た道の3〜4倍くらいはあるような距離で、それを説明しても 「そんなに無い!絶対行く!」と、立つこともできないくせに人の言う事を全く聞きません。
では、その人に荷物を取りに来てもらいなさいと電話をさせると、話し中みたいで何度やっても繋がりません。
結局、どうしても帰りそうもないので、車でその人の家まで送り届けてあげる事にしたのですが、果たして、このおばあさんの案内でその場所にたどり着けるのだろうかという不安が立ち上りました。
すると丁度その時、ヤマト運輸のトラックが目の前を通り過ぎようとしましたので、ヤマトのドライバーなら目的の人の家を知っているのではないかと思い、慌てて両手を振って止まってもらいました。
「どうしたのぅ?」 と言って顔を出したドライバーは家にもよく配達に来てくれる桜井さんという方でしたので、いきさつを話し『〇口さんという家知っている?』と聞いたところ、降りてきてそのおばあさんを見るなり、「あら、○○さんじゃないのぅ、どうしたのぅ」と顔見知りの様でした。
結局、桜井さんが 「もう家に帰りなさい、トラックで送ってあげるから、荷物は配達が終わったら届けておいてあげるから。」 と説得してくれてようやく家に帰る事になりました。
自転車は一緒に乗っていた助手の方が乗って届けてくれることになりました。
いや〜、しかし思わぬ展開。 そんなつもりで止めた訳ではないのに、急転直下あっという間に解決してしまいました。
その後、夕方にわざわざうち迄届け物の完了報告までしに来てくれて、いや〜、なんて良い人なんでしょう。
これ、表彰状物じゃない?!、
社長賞あげてよ、ヤマト運輸さ〜ん!!